デジタル一眼レフ関連のサイトをいろいろと巡っているうちに、AF(オートフォーカス、自動でピントを合わせる機能)についての議論があることが分かりました。例えば、「デジタル一眼レフと交換レンズの相性の本当のところ」、それを受ける形で「デジ一眼ピント問題」という2つのサイトが分かり易い。カメラに興味のある方には大変興味深い内容だと思いますので是非ご一読を(カメラに興味のない方にとっては、本当にどうでもいい内容だとは思いますが ^^;)。
筆者も銀塩時代からどっぷりAF一眼の恩恵に与っているわけで、本件いろいろと調べてみました。どうやらAFの機構として、光源によって、また被写体の色によってもAFがずれることがあるようですね。つまり、室内の蛍光灯下で撮る場合と、太陽光下で撮る場合では、AFにズレが生じるようで。赤い花を撮る場合と青い花を撮る場合も、やはりズレが生じるようで。
調べれば調べるほど、筆者としては「AFのくせに、不正確なのはけしからん!」という気持ちではなく、逆に「AFってこの程度のものだったのか〜」という感じで、むしろ納得したような気持ちになってきました(笑)。結局、これまでは35mmのネガで、サービス判にプリントして見ることがほとんどだったので、少々のズレは気にならなかった(気づかなかった)ということなんでしょうね。デジタルの時代になって、手軽に複数枚の写真を、拡大して比較しながら見ることが出来るようになったが故に表沙汰になった問題、とも言えるかも知れません。
カメラメーカーはAFの機構上、こういった微妙なズレが起こる可能性について銀塩の時代から認識していたのかも知れません。それをわざわざ説明、公開はしていなかった、ということなのかも知れません。昨今話題になっている情報公開という切り口から考えると、少々疑問だと言わざるを得ませんが、それよりも、自動で「実用上不便がない程度」にピントが合う、という便利さを提供してもらえたことの方が、消費者としては重要だったのではないかと思ったりしています(ちょっとカメラメーカー寄りのコメントかな -_-;)。
カメラやレンズをメーカーに出してAFの調整をしてもらっている方も結構いるようです。こちらの方は、各種レンズでそのズレを測定され、調整に出した後で再度測定して、その改善を確認されています。
そして、AFの機構について調べれば調べるほど、人間の目というのは、本当に良くできた光学機器なのだと、改めて思い知らされるに至った次第です。被写界深度もかなり余裕があるし、絞りの動きも早いし。近眼とか老眼という問題もありますが・・・。
あと、AFとはちょっと違いますが、調べているうちにレリーズタイムラグに関するサイトにたどり着きました。デジタル一眼は、銀塩一眼に比べてレリーズタイムラグが長めになる傾向があるとのこと。ちなみにK100D Superの場合、メーカーから数値は公表されていないものの、あちこちのサイトで100〜150ms程度?という記述を目にします。結婚式や風景など、現在筆者が主に撮りたいと考えている被写体についてはレリーズタイムラグはそれほど問題とはなりません。しかし今後、動体の撮影も考えるとすれば少々心配ですね。
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