今朝のNNA(News Net Asia)に「信用情報機関、来年上期にも設立へ」という記事が載っていました。ここ数年、インドネシアでもクレジットカードの発行が流行っている(という言い方もなんですが)のですが、おそらく与信は相当いい加減なんだろうなと筆者は感じていました。まぁ銀行の預金残高などを参考にしているのかもしれませんが。あるいはそもそも利用限度額を小さくすることで、リスクを抑えてきたのかもしれません。しかしこれだけカード発行枚数が増えてくると、多重債務の問題も絶対起こってくるでしょう。日本でさえ多重債務が問題になっているのですから、このお気楽なインドネシアで起こらないはずはありません!(断言)ていうか、既に起こってるんでしょうね。だから上記のような動きが出てきたんだと思います。
NNAの記事によると、現在中央銀行が運営する信用情報機関があるそうですが、おそらく何らかの理由で必要なデータが集まらないか、集まっても利用しにくくて利用価値が低いのでしょう。この国ではそもそも戸籍制度がいい加減で、1人で複数の身分証明書を持っていたり、名前のスペリングや誕生日が違っていたり、なんてこともありますので、もしかしたら信用情報うんぬんの前に個体識別方法(笑)を確立しないといけないかもしれませんね。「うちで金借りたければ網膜情報登録せい!」みたいな(爆)。まぁこれは極論ですが、クレジットヒストリの大切さが理解されるようになってほしいですね。
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