お客さんからWindows8マシンをWindows7にダウングレードしたいという相談を受けました。そちらの会社で使っているVPNソフトがWindows8に対応していないため、メールチェックも出来ないというトホホな状態に陥っているとのこと。ダウングレードを依頼されたPCは「富士通 FMV LIFEBOOK UH75/J」「東芝 dynabook R732/37HB」の2台。どちらも「Windows8 Pro」ではなく「Windows8」がプリインストールされていますのでダウングレード権は無し。別途Windows7 Home Premiumのライセンスを購入いただいた上で、インストール作業をすることになりました。
まずは元のWindows8に戻せるようにリカバリディスクを作成。最近はリカバリディスクが付属しませんので確実に作っておきましょう。ちなみに富士通はDVD-R×6枚、東芝はDVD+R DL×2枚必要でした。USBメモリに作成することもできるようです。
リカバリディスクが出来たら早速インストールにかかります。どちらのPCもF2でBIOS起動、F12で起動ドライブ変更、というところは同じでした。Windows7 Home PremiumのDVDを入れて、DVDドライブから起動しようとすると、何やらエラーが出ます。Windows8がプリインストールされたマシンはUEFIという新しい仕組みが採用されており、署名の無いOSがインストールできないようになっているようです(大きなお世話!)。当然、同じところで引っかかってる諸先輩方が多数おられまして、回避方法についてはこちらのサイトを参考にさせて頂きました。
ポイントは東芝の場合、BIOSで「Secure Bootを無効にする」「Boot ModeをCSMに変更する」ところ。 富士通の場合、BIOSで「詳細→互換性サポートモジュール→使用する」に変更した上で、DVDから起動すると「CD/DVDの起動モードを選択してください」と出るので「BIOSモード」を選択すればOK。ここまでくれば問題なくインストールが完了するずです。リカバリディスクも作ってあるので、パーティションは全部削除して、Windows7のみをインストールしました。
ドライバは、東芝はすべてウェブサイトにアップされていましたのでダウンロード、インストールして完了。富士通はウェブサイトにはアップされていなかったものの、リカバリディスク6枚の中の「ソフトウェアディスク1」の中に収録されていたので、これを利用して完了。一部Windows8でしか使用できないユーティリティがありましたが、ドライバ類はWindows7でも問題なく使用できました。めでたしめでたし。
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