【865】ザ・カセットテープ・ミュージック「第二回 輝く!日本カセットテープ大賞」

| コメント(0)

普段のオープニングは大瀧詠一「君は天然色」ですが、今回は前年度の大賞、佐野元春「Someday」になってましたね。

  • "最優秀リズムセクション賞" プリプリ「Diamonds」 作詞:中山加奈子 作曲:奥井香(現:岸谷香)

カップリングの「M」(作詞:富田京子)にも触れてますね。どちらの曲も今更解説の必要もない名曲ですので本筋と関係ない話を3つほど。

(その1)おかあさんといっしょ、の曲で「ぼくらのうた」(作詞、作曲:岸谷香)という名曲があります。NHKの子供番組、堀井勝美が曲提供してたり、侮れませんよ!

(その2)プリプリのレコーディングはボーカル以外スタジオミュージシャンを使っていると音楽関係者から聞いたことがあります。真偽のほどは分かりません。。。

(その3)スージー鈴木のキーボードを聞きながら橋本潮「恋の未確認」(エスパー魔美のOP曲)の入りの雰囲気に近いかな、とか思ってました。この手のリズムは当時の流行りだったようですね。

  • "最優秀アウトロ賞" "最優秀フェードアウト大賞" 松原みき「真夜中のドア~Stay With Me~」(作詞:三浦徳子、作曲・編曲:林哲司)

これはもう文句なしの名曲!グッときますね。牧田スポーツの指摘の通り、松原正樹のギターが素晴らしい。いわゆる「シティポップス」で、八神純子とか永尾美代子とかが思い浮かびます。八神純子の曲で、この曲に雰囲気似た曲があったはずなんだけど、、、思い出せない。そして林哲司から竹内まりや「September」がサラッと出てくるところは、スージー鈴木さすがですね。

あと、これも関係ない話ですが「Stay With Me」と言われると、アイランドのそれを思い出さずにはいられません。沖縄出身のミュージシャンは多いですね。松任谷由実のオールナイトニッポンのED曲で、今でもよく覚えています。何も言わないで ただじっと二人だけの 時を過ごせるなら♪

そして、ちょっと路線が違いますがGU-GU-ガンモのOP曲「ガンモ・ドキッ!」(作詞、作曲:森雪之丞)も松原みき(スージー・松原、の名義)とのご指摘いただきましたので、あわせてご案内させていただきます。そしてこの曲のベースひいてるのが後藤次利という指摘もありました。昭和の時代は豪華だな、、、

  • "R&R甲子園優勝校=広島皆美高校" 「唇をかみしめて」(作詞、作曲:吉田拓郎)

この後、奥田民生バージョンも流れましたが、広島は浜田省吾、世良公則、西城秀樹、と人材豊富ですねぇ。

  • "最優秀ギタープレイ賞" "日本ベスト2拍3連大賞" 小田和正「ラブストーリーは突然に」(作詞、作曲:小田和正)

イントロのギターが9th とか11thでテンション、という技術的な話だけで終わるのではなく、ギター弾いてるのが佐橋佳幸(=松たか子の夫、前出の都立松原高校出身)ってところまで解説が入るのが素敵。そして「日本ベスト2拍3連大賞」はウケた!確かにそうですね!でも筆者としては2拍3連としては大瀧詠一「さらばシベリア鉄道」にも一票を投じたいところです(爆)。

続いてスージー鈴木の独壇場、"日本ミファミレド大賞"です!

  • H2O「想い出がいっぱい」 作詞:阿木燿子 作曲:鈴木キサブロー
  • globe「FACES PLACES」
  • AI「Story」
  • The Beatles「The Fool on the Hill」
  • Simon&Garfunkel「Bridge Over Troubled Water」

というような錚々たる曲が流れた後で、結局大賞は、、、

  • テレサ・テン「時の流れに身をまかせ」作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし

個人的にはこういう切り口からの分析って好きですね。ちょっと前にNHKで放送されていた「どれみふぁワンダーランド」でやっていた「ソドレミのコーナー」を彷彿させますね。

  • "最優秀 古の価値大賞" 郷ひろみ「ハリウッドスキャンダル」作詞:阿木燿子 作曲、編曲:都倉 俊一

都倉俊一と聞くと、筆者としてはやっぱり「あずさ二号」ですねー。

  • "最優秀ワンヒット賞" 町田義人「戦士の休息」作詞:山川 啓介 作曲:大野 雄二。

続いてこれか!もちろんイントロで分かりました。映画「野生の証明」のテーマ。王道のカノン進行。ワンヒット賞って一発屋ってことですかね(爆)。Beatles「I saw her standing there」と同じコードだとか、ここまで「戦士の休息」の詳細な分析が公共の電波に乗ったことは未だかつて無かったことでしょうし、今後も二度とないことでしょう。。。

町田義人は映画「キタキツネ物語」のテーマ曲「赤い狩人」(作詞:奈良橋陽子、三村順一、作曲:タケカワユキヒデ)を歌ってた、というのは知ってましたが、そのさらに前、ズーニーヴーの時代に「ひとりの悲しみ」という曲を歌ってた、というのは全然知りませんでした。そしてこの曲がその後、歌詞を変えて「また逢う日まで」になると、、、奥が深いな、まだまだ修行が足りませんね、、、なお牧田スポーツ曰く「また逢う日まで」は「フロアタム大賞曲」とのことです。

歌詞と歌手を変えて大ヒットした、といえば「別れても好きな人」もそうですかね。青山と原宿はどっちでも良いですけど、高輪は狸穴のままの方が面白かったと思いますけどね。高輪から東京タワーって遠いのに、とか突っ込んでしまいます。

ちなみに同じ角川映画で、名前が似ている「人間の証明」はジョー山中ですので、お間違えの無きよう。

  • "第二回 輝く!日本カセットテープ大賞" BOØWY「BAD FEELING」

理由は「好きだから」とのこと。まさに独断と偏見で成り立つ番組、こういうの好きですね!(笑)

コメントする

月別 アーカイブ

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 7.7.1

この記事について

このページは、もりもりが2018年12月 9日 22:00に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「【864】ザ・カセットテープ・ミュージック「後世に歌い継ぎたい日本の歌」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。