ご存知、トヨタカローラのコピーです。別に僕が広告業界に特別興味があるわけでも、カローラが好きなわけでもないのですが。まぁ、車の話題は好きですけどね。やっぱ男は黙って直6でしょう(実はスカイライン好き ^^;)。あるいは黙って13B。20Bも可。単なる希少エンジン好きだったりして(爆)。
そちらの方向に走ってしまうと宗教論争みたいになってしまうので、話を戻しますと・・・、僕はこのカローラCMのコピーに大変心を打たれました。なぜこのシンプルなコピーに僕は強く心をひかれたのだろうかと考えてみたのです。
僕の個人的な性格に起因するところもあります。ものめずらしいものが好きなんですね。僕は旅行が好きなのですが、それも日常を超えて何か新しい物に出会ったり、あるいは旅先で一種の違和感を味わうことが出来るからに他なりません。そういった非日常性を感じることに快感を覚えるようです。
僕の個人的な趣味嗜好はともかく、人間というのは本来的に新しいものへの憧れをずっと持ち続けているものなんだと思います。それが仕事であったり、子供が出来て子育てに追われたり、あるいはその他の経済的な事情であったり、そんな様々な事情があって日々の生活に追われ、抑圧されているんでしょう。
このコピーがターゲットとしているお父さん、お母さん世代(ファミリーカー、カローラのCMですからね)はまさにそういった感情を抱きつづけているのだと思います。平凡からの脱出、とでもいいますか。子供と一緒に大学に通う母、娘の彼氏にサーフィンを教わる父。そんな姿は確かに魅力的でしょうね。
切り口は違うかもしれませんが、失楽園なんてのが少し前にブームになったのも根底に流れるものは極めて似ているのかもしれないな、なんてことも考えながら「変われるってドキドキ」を解釈しているのでした。
変化をうまく作り出せないと、物も人も飽きられてしまうのね・・・。
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