【194】語学の習得は大変

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語学の習得というのは、なかなか難しいもの。インドネシアでの生活も間もなく10ヶ月、世界でも簡単な部類に入るというインドネシア語ですが、最近ようやく簡単な意志疎通はできるかな?という感じになってきました。もっとしっかり勉強しないといけないかなぁ・・・。

筆者が語学留学で初めてイギリスに行った時もそうでした。読み書きと、実際にしゃべるのは全然別だとは言われていましたが、まぁ行けば何とかなるだろうと思っていたんですよね。そしたら全然何ともならない(爆)。これまで必死こいて勉強していた教科なのに全然聞けないし喋れない。難しい単語や構文を知っていてもダメなんですよね。ただ苦しかったというより「なんでやねん!」っていう空しさみたいなものを感じました。

ただ、そうも言ってられないので、空しさは最初の2週間位で投げ捨てて、分からなかったら、どんなことでも、何度でも、先生やホストファミリーに聞くようになりました。自然と聞くようになっていたというか、どっちかというと「溺れる者は藁をも掴む」の状態(笑)。こういう状態になると、もう「正しい発音で」「正しい文法で」みたいなことを考える余裕もなく「どうせオレは英会話勉強中なんだから、喋れなくて当然だ!!」と開き直って、ただひたすら口に出す、間違えていても通じないよりマシ、というような心境になっていました。

この「開き直り」は、語学の習得だけではなく、実はいろんな新しいことに取り組んでいく上で必要なことなのだと思います。一旦、自分を否定しなくてはいけない。一旦、自分は無力なんだと認めなくてはいけない。ただ、そうなると開き直って、気楽になれる。「自分は無力なんだから、出来なくて当然!」と。そうすると、新しいことに貪欲に取り組めるようになるんだと思います。

過去に成功体験を持つ人は、こういう場合に、過去の経験が足を引っ張ることもあるのではないかと思います。やはり人間、謙虚に行くのが一番ですね(^^;)。

筆者がイギリスにいたのはもう10年近く前になりますが、単身乗り込んで生活したことで、英語以上に重要なことを学んだと思っています。あ、英語もまだ全然中途半端なので(爆)、学んだ、とは言い切れませんが・・・。

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このページは、もりもりが2005年2月 2日 22:51に書いた記事です。

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