筆者は中学から大学までずっと合唱をやっていました。社会人になってからも大学時代のサークルの定期演奏会に顔を出したり、地域の第九演奏会に混ぜてもらったり、ジャカルタでも合唱団に勧誘されたり(爆)、なかなか縁が切れません。
詩人の江間章子さんが12日に91歳で亡くなったとのことです。合唱をやっていた人ならもちろん、そうでない方でも「夏が来れば思い出す 遥かな尾瀬 遠い空」という歌詞は御存知でしょう。この「夏の思い出」は彼女の代表作の一つです。中田喜直作曲のメロディも素晴らしいものがあります。中田喜直は他にもサトウハチロー作詞の「小さい秋みつけた」、内村直也作詞の「雪の降る街を」、谷川俊太郎作詞の「誰もしらない」 などを作曲しています。ちなみに「誰もしらない」はいい旋律なのですが谷川俊太郎独特の言葉遊び(?)が少々とっぴ、かつ強力過ぎて(放送禁止系・・・ ^^;)あまり耳にしないのが少々残念です。
もう一曲、「花の街」という曲があります。こちらも團伊玖麿の前衛的(戦後間もなくの時代にしては)な旋律が面白い作品です。團伊玖麿といえば「筑後川」という合唱組曲が有名で、これも合唱をやったことのある方なら名前くらいは御存知かと思います。昨年だったか、ジャカルタで日本人の合唱団が演奏したようです。
江間さんの訃報に触れながら、こんなことを考えておりました。御冥福をお祈りいたします。
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