【220】交遊抄ならぬ喪友記

| コメント(5)

日経新聞の最終面、私の履歴書の下に(愛の流刑地の上、という言い方もある ^^;)「交遊抄」というコーナーがあります。日替わりで、著名な方が、その友達付き合いについて書いており、筆者もほぼ毎日読んでいます。ところが先日、このコーナーが「喪友記」という名前に変わっていました。亡くなった友人を偲ぶ文章が書かれる際には、この名前になるのでしょう。これまでにも時々あったのかもしれませんが、筆者が気づいたのは今回が初めてでした。

小室等さんが、4月16日に亡くなった高田渡さんについて書いたものでした。高田さんとの思い出について書かれているのと同時に、高田さんが北海道で倒れてから、井上陽水さんと携帯メールを使って情報交換をしていた様子が書かれています。井上陽水さんがこんなにこまめに携帯メールを打つことがあるなんて、ちょっと予想外で驚きました(笑)。

高田渡といえば「生活の柄」「自衛隊に入ろう」などが代表作でしょうか。フォークの神様と言われた岡林信康と並んで、日本フォーク界の最重要人物です。ただ、岡林信康とは全然違う生き方ですね・・・(根底ではつながっているのかも知れませんが)。コンサート中に歌いながら寝たとか、そういう愉快なおじさんです。

ちなみに岡林信康は、確か同志社大学神学部出身だったと思います。前述の「自衛隊に入ろう」系の曲として「おまわりさんに捧げる歌」なんてのがあります。他にも名曲多数。「手紙」「チューリップのアップリケ」の2曲は特に好きです。同和問題に関する点が強調されることもありますが、メロディーも、詩の内容も、すごく良いと思います。あとは「くそくらえ節」なんか、今聞くと逆に新鮮だったりして。数十年経っても政治家センセイの考えることって変わらないのねぇ、とか(苦笑)。

コメント(5)

 お久しぶりです。
私は二・三年前に高田渡のライブに行きました。相変わらず、渡爺は人懐っこい毒舌で大喝采を浴びてました。「自衛隊」「岡本理研ゴム」もやってましたよ。確かその日はクリスマスで、デートには最悪でしたが(笑)。
岡林も実は生で観てまして、でもなんか「えんやとっとえんやとっと」言ってて、昔の感じとはだいぶ変わってました。「私達の望むものは」とか当たり前ですが全然やりません(笑)。でも元気そうでしたが。
私は友部正人が好きでURCを聴いたのですが、今の若い人達はやっぱりはっぴいえんどなんでしょうね。はっぴいえんどがバックを務めた岡林のアルバムはオークションでとんでもない値段がついてます。そういや高田渡もはっぴいえんど絡みでアメリカ録音のアルバムがあったな。実は学生時代にはっぴえんどのコピーバンドしてました(笑)。時代は繰り返すんですね。渡爺のライブも若い人ばっかりでした。

rimokonさん、ごぶさたしていました。「オホーツクに消ゆ」の次は「高田渡」できましたか(笑)。

別に今の若い人達、を気取っているわけではありませんが(苦笑)、私もURCと聞くとはっぴいえんど、となってしまいます。というか、はっぴいえんど以外は思い浮かばなくて・・・(失礼!)。調べてみたら遠藤賢司もそうなのですね。私はYMOも好きでしたし、松本隆全集3枚組は持ってます。CCBも好きだった(笑)。ドラムが歌うバンドって、イーグルスとCCBしか思いつかない・・・(爆)。

ちなみに「さらばシベリア鉄道」は太田裕美バージョンよりも大瀧詠一バージョンが好きです。太田裕美も歌が上手だから、もちろん嫌いじゃないんですけどね。カラオケで歌うときも必ず大瀧詠一の歌い方で歌います。これは「シクラメンのかほり」を布施明バージョンではなく、小椋佳バージョンで歌うのと同じです。ついでに言うと「夢芝居」も絶対小椋佳バージョンですね。

私は小椋佳とか村下孝蔵が好きなのですが、個人的にはこのあたりの音楽はフォークではなくニューミュージックだと考えています。岡林や吉田拓郎に比べれば、ユーミンや山下達郎に近いと思うんですよね。

岡林のライブは昔、テレビで一度見ました。相変わらずのパワー炸裂ぶりには驚かされましたが、どこかでもう一度「ええ年さらしてプロレスごっこの政治家先生♪」とか歌ってくれませんかねぇ。「山谷ブルース」とか「流れ者」なんか生で歌われた日にゃ、私は震えて倒れてしまうかもしれません(爆)。

 なんかゲームとか音楽ばっかですいません(笑)。基本的に中学生っぽい事しか興味がなかなか沸かないもので。
私も山下達郎とか大滝詠一とかのニューミュージックは大好きです。大滝のロング・バケーションなんて好き過ぎてリマスター盤と通常盤の二枚買いしました。「さらばシベリア鉄道」も太田裕美の方のサビメロがあんまりしっくりこないので大滝版の方が好きですね。私も「シクラメン〜」しかり、やっぱ作者版の方が原曲の良さが出てるものが多いと思います。薬師丸ひろ子の「メインテーマ」も南佳孝の方が圧倒的に好きですし。
ああ、また音楽話にばっかり食いついてる(笑)。

音楽ネタをひきずってすいません(笑)。

南佳孝の「メインテーマ」しかり、ときましたか。薬師丸ひろ子つながりで引っ張れば、来生たかおの「夢の途中」もまさにそのパターンですね。来生たかおは多くの歌手にいろいろ提供していますからね。「楽園のDoor」「はぐれそうな天使」などなど。やっぱり来生たかおの声で聞きたいものです。

ただ、大橋純子の「シルエットロマンス」に関しては賛否分かれるところかも。私はやっぱり来生たかおが歌ってるのが好きですが、大橋純子バージョンが好き、という方々も多くおられるようです。

同様に意見が分かれるのが研ナオコの「泣かせて」です。小椋佳バージョンも良いのですが、これは何故か研ナオコバージョンがしっくりきます。同様に「夏をあきらめて」も研ナオコバージョンが良いですね。実は彼女、歌が上手いんですね・・・。

一点書き忘れました。

「さらばシベリア鉄道」に関して、太田裕美バージョンのサビのところがしっくりこない、という意見、大賛成です!!

「伝えておくれ 十二月の旅人よ」の「じゅうにがつの・・・」の「に」の入りが早すぎるんですよね!(爆)大瀧バージョンのように「じゅーうー」の部分でたっぷり引っ張って「にーがーつーの」に入るのが素敵。

ついでに言えば「答えを出さない人に ついて行くのに疲れて」の部分、太田裕美バージョンは「ついてゆくのに疲れて」と窮屈そうに歌ってますが、大瀧バージョンは「ついてくのにつかれて」と三連符の連続でスッキリこなしてます。やっぱり大瀧バージョンが良いですねぇ。ニューミュージックって、三連符の使い方も重要かなと思うんですが、いかがでしょう。

いずれにしても松本隆はすごいということで。はい(笑)。

コメントする

月別 アーカイブ

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 7.7.1

この記事について

このページは、もりもりが2005年5月 4日 23:52に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「【219】友人の予定ほぼ決まる」です。

次の記事は「【221】コメント出来るようになりました」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。