【264】USB-シリアル変換ではまる

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今日はお客さんの自宅にあるパソコンの設定を行いました。こちらでは日本語環境を扱える人間が限られているので、しばしばこういった依頼があります。

旧パソコンから新パソコンへのデータの移行もやってほしいとのことだったので、USB接続のHDDを持って行きました。現地に着いてみると、旧パソコンのOSがWindowsME。一瞬ドライバが心配になりましたがOKでした。WindowsMEで良かった、と思うことって滅多にないのですが(爆)、USB対応の部分はWindow98よりも確かに良くなっていますね。

MyDocumentsの移行完了。Outlook Expressのデータも完了。アドレス帳や、アカウントの設定もエキスポートすれば、新しいパソコンでそのままインポートできるんですね。これは便利だな。筆者は長年Becky!ユーザーなので個人的には恩恵にはあずかれませんが、お客さんはOutlook、Outlook Expressのユーザーが断然多いので、まぁ広く考えると恩恵にあずかっているとも言えるのかな。

新パソコンにOfficeをインストールして、プリンタの設定も完了。ここまで1時間ちょっと。こないだ某所のトラブルシューティングではまった話を書きましたが、今回は問題なく終了・・・かと思いきや、ここからはまってしまいました(苦笑)。

旧パソコンにダイヤルアップモデムがつながっており、これを新しいパソコンに接続しなおさなくてはなりません。こいつがシリアルポート経由。正確にはUSBからRS232Cに変換して、その9ピンのコネクタにモデムがつながっているという状況。そういえば最近のパソコンにはパラレル、シリアルは付いてないことが多いですね。とりあえず、えいやーで新パソコンのUSBに差してみますが、やっぱり認識しません。ドライバを入れなきゃいけないのね、ということで、ケーブルに書かれている型番(U232-P9)で検索してみると、台湾のMCTというメーカーのものと判明。ダウンロードページからWindows2000/XP用のドライバを落として新パソコンにインストール。

よしこれでOK、と思ったのもつかの間、相変わらず認識しません。ドライバを再インストールしたり、再起動しても全然ダメ。再びいろいろと検索してみたところ、このMCTのケーブルはPhilipsのチップを使っているらしいことが判明。確かにドライバのダウンロードページにも、そういった記述がありました。また、この手の変換ケーブルにはProlificのチップが使われることもあるらしい。なんかこのあたりが臭うなぁ・・・、と思って旧パソコンのデバイスマネージャーを見てみると、なんと"Prolific USB to Serial"の文字が!どうやらドライバが違っていたようです。

今度はProlificのサイトに行って、ダウンロードページからドライバをゲット。ここにはWindows用だけでなく、Linuxや、64bitのXP用など、各種ドライバがアップされていました。Prolific PL-2303用のドライバを入れると、すんなり認識されました。良かった、良かった。それにしてもケーブルには確かに「U232-P9」と書いてあるのに、使われているチップがMCTのウェブに載っている情報と違うっていうのは、一体どうなってるんでしょ。もしかしてあの変換ケーブルはMCT製品のふりをした偽物だったのかなぁ。

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作業お疲れ様です。こんな作業もしている営業もめずらしいね。でもそちらでは当たり前なのかもしれませんが。こちらはWin2003Serverを導入してみたら、古い余剰機Serverだったので、NICがOSから認識されない・・・でもやはりドライバを入れなおしたら見事ネットワーク接続OK.やはりドライバは重要ですな。

 お疲れ様です。PCの環境移行は僕の会社では僕のチームが担当に含まれているので事情は良くわかります。
最近では自分で直接作業することも少なくなりましたが落とし穴は良くありますよね。

最近あるのはNICが認識されないこと。
そして最新のイーサネットNICのドライバーはWeb上にあり・・・・というケースです。
しかし某社のTokenRingカードのドライバーはW2KでもOSに標準搭載されているので弊社では全然困らないという事も(笑)

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このページは、もりもりが2005年11月25日 21:22に書いた記事です。

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