先日PrimoPDFの新バージョンを試して、結局こりゃあかんわ、となったのだが、その際に中途半端になっていたConcatPDFをインストールして使ってみた。結論から言うとこれは良いです。おすすめです。
暗号化機能はAcrobat4以前の40bit RC4と、Acrobat5以降の128bit RC4の両方に対応し、ファイルを開くためのパスワードと、マスターパスワードの指定が可能。もちろん印刷、テキストコピー、各種編集の可、不可も設定できる。
またPDFファイルをページ単位に分割して保存したり、ページを挿入したり、複数のPDFファイルをつなげて一つにする、といった操作も出来るので、例えばエクセルで作った図表と、パワーポイントで作った図表を、まとめて一つのPDFファイルにする、といった使い方もできるかと。
ちなみにコマンドラインからも、これら一通りのファイル処理が出来るようになっており、作者の意気込みというか、気合いが感じられる(^-^;)。
メニューやヘルプがすべて英語だが、もちろん日本語のPDFも問題なく扱えるのでご安心を。日本語版が欲しいなぁ・・・とも一瞬思ったが「日本語版しかない」よりは「英語版しかない」ほうが百倍マシだとも思う(ちなみにこのソフトの作者は日本人)。
なおこのソフトは、Microsoft .NET Framework 1.1、Visual J# .NET Version 1.1の両方が必要。これらが無いとインストールできない(××が必要です、という内容の英文が表示されて、ダウンロードサイトが開く)。ちなみに筆者のネット環境はもちろんダイヤルアップなので(しつこい ^^;)合計1時間以上かけてダウンロード・・・。
PrimoPDFの新バージョンに期待していたのに、実際には不具合があって使えそうもなく、がっかりしていたところをConcatPDFに救われたという感じ。PrimoPDF+ConcatPDFで、かなりのことが出来るようになるぞと。
ちなみに、PrimoPDFとConcatPDFを組み合わせて利用するユーザー向けに、こんなソフト(インターフェイスと言うべきか)もある。筆者はそこまでする必要もないかな、と思って導入しなかったが、頻繁にPDFファイルを扱う人にとっては便利なツールかもしれない。
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