【293】続・PTTボタン付き携帯

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一昨日書いたPTT付き携帯電話、電波系人間の視点で見ると結構便利かもなと期待しています。しかしながら、現状のシステムでは通話毎に課金が発生するようです。無線機ならタダですからねぇ・・・。とはいえ、無線機よりもPTT付き携帯電話の方が優れていると思われる点もあります。

<通信相手を特定できる>

PTT付き携帯は通信相手を「A君とB君とCちゃんの3人」というように前もって決めておくわけです。このへんは電話的な感覚ですね。つまり不要な相手に通話内容を聞かれる心配がありません。IPを使ってる時点で、どこまで安全なのかという議論はありますが、少なくとも普通の無線機で通信していることに比べれば百倍マシでしょう(暗号化できる無線機というのもありますけどね)。関連して、無線につきものの混信の心配もありません。

<免許不要>

筆者が普段使用しているのはアマチュア無線機。これを使うためには資格取得と開局申請が必要です。携帯なら当然免許も要りません。特定省電力無線など免許不要の無線機もありますけどね。

<携帯のサービスエリア内ならどこでも通話可能>

これが一番大きなアドバンテージではないでしょうか。無線機はお互いの電波が直接届く距離にいないと交信できませんが、PTT付き携帯を使えば、携帯のサービスエリア内であればどこでも通話OKってことです。東京と大阪と名古屋と北海道の人に対して、同報通信することも可能ということです。最近のアマチュア機はハンディ機でも5W程度出ますから、同じスキー場内であれば電波が届かなくて困ることはあまりありませんが、それでもやはり電波が届きにくい状況が時々起こります。

思いつくのはこんなところでしょうか。まだ始まったばかりのサービスのようですので、筆者の帰国までにどういう展開になっているか、ちょっと楽しみです。

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このページは、もりもりが2006年5月12日 22:21に書いた記事です。

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