【338】ドラえもんは奥が深い

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しばらく前のことですが、Yahoo!に「大人のためのドラえもん特集」というコーナーが登場しました。ぜんぞーさんのブログでも、ゴルフネタの合間に紹介されていました(笑)。彼はオープニング映像集が気に入ったようですが、筆者が一番面白いと思ったコーナーは映画の歴史。史料としてはこれが最も価値が高いと考えます。のび太の魔界大冒険のテーマソングとして「風のマジカル」と明記されているところあたり、ファンにはたまりません。ちなみに「渚のはいから人魚」のB面でした。

逆に「ドラえもん誕生秘話」と「ドラえもん129+3の真実」に関しては、コンテンツ中にファンの間でも見解の分かれる事象が含まれていますので、個人的には参考程度として見るのが良いかと思います。例えばドラえもんが青くなった理由については、現在公式サイトで公開されている

「三日三晩泣き続けてメッキがはがれた」

という説が記載されていますが、元々の設定では

「耳の無くなった自分の姿を鏡で見て、青ざめたまま戻らなくなった」

というものがありました。筆者個人的には後者を支持していますが(青ざめた派)、後から設定された前者を支持する方々(メッキ派)も少なからずいらっしゃいます。メッキ派の支持根拠としては

・現在公式サイトに載っている設定だから
・青ざめたという設定は、ドラえもん百科の方倉陽二氏が作った設定だから

ということなのですが、青ざめた派としての反論は、

・ドラえもん百科はコロコロコミックに収録された作品であり、てんとう虫コミックとして単行本化もされている。当時は公式見解に準ずる物として扱われていた。
・作者の方倉氏(故人)は元々藤子スタジオのスタッフだった。
・藤子・F・不二雄先生が亡くなった後に追加された設定より、先生ご存命の間にある程度定着した設定の方が信憑性(?)が高い。※追記参照

こういったところです。本件に関しては筆者は一切譲る気はありませんので(爆)、私は死ぬまで青ざめた派で通します。

中近東で話題の某宗教も、こうやって宗派が別れていったんだろうな、と思った。


※追記
藤子先生が亡くなった後に追加された設定・・・という記述は誤りでした。「メッキがはがれた」という設定は、藤子先生がご存命であった1995年に公開された映画「2112年ドラえもん誕生」の中で登場する話で、これは藤子先生公認の設定となっています。ちなみに設定が途中で変更された例は他にもいろいろとあります。しかし!今更そう言われても、もう頭の中を切り替えることはできないので(笑)、やっぱり私は青ざめた派で通します!

コメント(3)

あー。僕も「青ざめた派」ですね。
やはりドラえもん百科の影響は大きいかと。

青ざめた派っす。「青ざめた」以外は認めません。以上。

ではそっけないので…。
メッキがはがれてもいーんですが、それだと、錆びて「赤茶なドラえもん」になるような…。それとも、あの青って緑青だったりするのかな(笑)?いや、ドラえもんの表面素材がなんだか知らんのだけど。

いやー、嬉しいな。賛同者がいるなんて。追記に書いた映画「2112年ドラえもん誕生」において、結構設定が変更されてるみたいなんですが、なんかいまいち腑に落ちない、というか、しっくりこないのですよね。

そもそも「三日三晩泣き続けてメッキがはがれた」のと同時に「声がかれてガラガラ声になった」というのが新設定だったはずなのに、大山のぶ代から水田わさび(三重県伊賀市出身!)に声優が変わって早速つじつまが合わなくなってる(笑)。

やっぱり昔からの設定の方がいいや。ドラえもん百科万歳!

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このページは、もりもりが2006年11月24日 23:14に書いた記事です。

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