【362】手ぶれ補正機能がもたらす効果

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先日のエッセイにも長々と書いてしまいましたが、筆者がこんなに手ぶれ補正機能にこだわっていると、

「お前何年写真撮ってるんだ!機械に頼らず手ぶれしない写真撮りやがれ!ゴルァ!」

という突っ込みが聞こえてきそうなのですが・・・(爆)。ええ、もちろん手ぶれしない写真を撮ること自体は難しくありません。しっかり構えて、シャッター速度を適切に調整していれば、基本的には問題ないはず。更に、今はフラッシュ内蔵が当たり前ですから、光量が不足していればフラッシュを焚くという方法もありますし、デジタル一眼レフならば1枚撮るごとにISO感度を変更する、なんてこともできますよね。まぁ最近のカメラは一眼に限らずオートプログラムが充実してますから、何も考えずにカメラ任せで撮るのが手ぶれしないための最善策(笑)という考え方もあります。

もちろん一番良いのは三脚や一脚を使うこと。しかし機動力を大きくそがれるので、個人的には三脚を持ち歩きたくはありません。柱に体を預けて撮ったり、地面に寝そべって肘を固定して三脚代わりにして撮ったりして、手ぶれを防いでいます(はい、岩本さんのおっしゃるとおりです)。もちろん今後もこれを続ければ良いのですが、やはりいつでもどこでも体を預けられる柱があるわけではありませんし、ましてや地面に寝そべることが出来るわけではありません(笑)。突然のシャッターチャンスなど、慌てて写真を撮影しなくてはならないこともありますし、そういう時にも手ぶれ補正機能は有効じゃないかなぁと思っているのです。

カメラ好きな方にはすぐ理解いただけると思いますが、補正機能によってシャッタースピードで2〜3段程度稼ぐことができます。これは特に、被写界深度の低い望遠レンズを使用する場合には嬉しい機能です。あるいは光量の足りない場所であっても、フラッシュは焚きたくないってこと、結構ありますよね(夕景や夜景、フラッシュ使用が禁止されている美術館や動物園など)。そういう場合にも手ぶれ補正機能が有効だと思います。ちょっと乱暴な言い方ですが、補正機能によって一回り大きな、より明るいレンズを使うのと同じ効果が得られる場合があるわけです。明るいレンズって高いですからね・・・。

ちなみに手ぶれ補正機能が付いていても、被写体が動いている場合は被写体ぶれが発生しますから(走ってる人とか、車とか、水の流れとか)、これはシャッタースピードを速くするなどして対応する必要があります。スポーツ撮影などでは、やっぱり明るいレンズを買わないとダメってことですね。

コメント(3)

私もカメラの重さで精一杯で、三脚なんて有り得ません。
しっかしオットがブレない写真をしっかり撮るんだよねぇ。三脚なくても。まあ、それは技術があってのことだとは思うけど、私にだっていつかできると言い聞かせて頑張りますわ。。

ブレてないと言っても、所詮は小さいサイズでしか見せないのであればブレの許容度は上がるんだよね。
あと、アンシャープマスクなどでシャープネスを上げるとか、Photoshop かなんかで手ブレ補正かけるとかやり方は増えてると思われ。

まあ、技術としての手ブレ防止、というのは理想だよね。
自分は Nikon 所有者なのでボディには手ブレ防止機構は無く、レンズ側にその機構があるものを買うしかないのだけど、むしろ明るい単焦点の方が欲しかったりします。

>pink_teddyさん
そうか、手ぶれしない写真を撮ると人妻にもてるのか・・・(勘違い -_-;)。

カメラの適切な重さってのは難しいものです。軽すぎるとしっくりこないし、レンズとのバランスもあります。ただ、最近はレンズも軽くなってますし、使ってるうちに慣れるという面もありますから、個人的には少しでも軽い方が良いのではないかと考えています。持ち運びが億劫になっては本末転倒ですからね〜。

>Kesatohさん
結局単焦点が機構として最もシンプルですから、そこに行き着く気持ちは大変よく分かります。レンズ側の手ぶれ補正にしろ、ズームにしろ、その分余計な光学系が入るわけですし。とは言っても筆者はズーム大好き人間ですが(笑)。

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このページは、もりもりが2007年3月24日 16:39に書いた記事です。

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