【413】海外で日本語版PC、ソフトを買う方法

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お客さんからしばしば受けるのが「日本語版のパソコンやソフトをインドネシアで買えないか」という問い合わせ。結論から言えば、正規のルートで購入することは出来ません。そこで弊社の場合、インドネシア国内で売っているPCに、シンガポールから輸入した日本語版のWindows、Officeをインストールして、日本語化して販売しています。

しかしこれも完全な日本語版PCとは言えません。例えばキーボードは英語のまま。デスクトップなら交換する方法もありますが、ノートの場合、交換するのは難しいです。

また、通常はOS無しのモデルを探して、日本語版Windowsをインストールするのですが、OS無しモデルが手に入らない場合、英語版Windowsがプリインストールされたモデルを買って、それに日本語版Windowsを上書きインストールするため、OSの費用が二重にかかってしまいます(英語版Windowsが消えてしまって、もったいない)。

更に、Windows、Officeといったソフトウェアの日本語版も、前述の通りシンガポールからの輸入になるため、それ自体がかなり割高です。例えばMicrosoft Office 2007 Professionalを例に挙げますと、日本では6万円ほどで売られていますが、当地での販売価格は650ドル程度(75000円程度)になってしまいます。

そこで弊社では、手荷物として持ち込みが可能なソフトウェアやノートPCについては、「日本に帰ったときに、ご自身で買って、持ち込んで下さい」とお願いすることが多いです(^^;)。商売の点から言えば、弊社から買っていただきたいところですが、前述の通りかなり割高になってしまいます。日本はPCに限らず、プリンタ等の周辺機器などのハードウェアの値段が非常に安いと思います。我々も前述のように手間をかけて現地のPCを日本語化して、お客さんには高いなぁと思われながらも買っていただく、というような仕事はあまりやりたくないというのが本音です(^^;)。

じゃあ日本のPCを直接輸入すればいいのに、と思う方がいるかもしれません。確かに航空便の送料だけを考えれば1〜2万円程度です。ところがここにインドネシア最大の問題が残っています。輸入関税はグレーで、場合によっては法外な料金をふっかけられることがよくあるのです。本社から送ってきた宣伝広告用のDVDに数千円の関税を要求されたこともあります。それでも金額が事前に決まっていれば手を打てるのですが、困ったことに時によって請求額が違うのです。

また場合によっては税関で留め置かれて、手元になかなか届かないことすらあります。先日もあるお客さんで、日本から送ってもらったネットワーク機器が足止めされたことがありました。担当者の出張日程まで決まっているのに、物が届かない、ではどうしようもありません。諸々交渉の末、何とか手に入れたのですが、そもそも税関で交渉、っておかしいですよね!(爆)

インターネットで検索したところ、日本から海外向けにパソコンを販売している業者さんもあるようです。インドネシアに送る場合、日本での販売価格+5万円程度の料金となっているようです。この5万円で前述の通関関係もすべて片付けてくれるのであれば、悪くないかも知れません。

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このページは、もりもりが2007年8月21日 20:34に書いた記事です。

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