【450】懐メロの楽しい聴き方

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懐メロの楽しみ方もいろいろあると思いますが、基本は「聞いて楽しむ」こと、もちろんこれです。やはり良い曲、そしていい歌手を発見した時はワクワクしますし、時を経ても良いものは良いのです。しかしその良い曲を何度も聞いていると、今度は徐々にその曲の背景なども知りたくなってきます。例えば作詞者、作曲者が誰かとか、その曲の時代背景などです。

作詞者、作曲者という点で言えば、歌手が本名やペンネームを使って曲を作ることがありますね。呉田軽穂(=荒井由美=松任谷由実)、弾厚作(=加山雄三のペンネーム、團伊玖磨と山田耕筰から取ったもの)、あとは「越冬つばめ」の篠原義彦(=円広志の本名)ってのもありますね。

しかし比較的メジャーな曲については既にこのあたりまで押さえてしまったので(爆)、最近では更に深いところに入りつつあります。最近気にかけているポイントは以下の通り。

・作詞は阿久悠と松本隆のどちらか?
いわゆる懐メロ(歌謡曲、ニューミュージック)の中には、この両名が作詞したものが非常に多いです。初めての曲を聴きながら「この広告代理店的キャッチーな歌詞は阿久悠だな」とか想像し、あとで調べて予想が当たっていると嬉しい、というような感じです。

・編曲は誰か
前出の阿久悠、松本隆と同様に、多数の曲を手がけている編曲家がいらっしゃいます。たとえば船山基紀。日本で最も初期にシンセサイザーを取り入れた音楽家の一人ですが、ヤマハに勤務していたのでヤマハのポプコン出身のアーティスト(中島みゆき、渡辺真知子、円広志、他)の編曲を数多く手がけています。

もう一人、代表的なアレンジャーを挙げるとすれば萩田光雄でしょうか。中森明菜、山口百恵、太田裕美の曲を多数編曲しています。太田裕美の曲には、「作曲 松本隆、作詞 筒美京平、編曲 萩田光雄」というパターンが数多くありますが、うーん、こうして並べると豪華ですね。唸ってしまいます。小林旭の「熱き心に」も彼の編曲。ちなみにこちらは作詞 阿久悠、作曲 大瀧詠一です。

彼はいわゆるアレンジャー(編曲家)ですが、桜田淳子の「サンタモニカの風」は彼が作曲し、編曲もしています(ちなみに作詞は阿久悠)。あと、ちょっとジャンルが違いますがアニメ「ロードス島戦記」のサントラも彼の作品です。実は筆者が萩田光雄という名前を初めて知ったのは、このサントラがきっかけ。中学生の頃、友達にすすめられて聞いたこのサントラは非常に良いものでした。実はアニメの方は見たことがないんですよね。そういう点では銀河英雄伝説も同じ・・・、音楽はとても良く知ってるけど話の内容は分かってない、みたいな状態。

松任谷正隆もアレンジャーとして有名ですね。呉田軽穂の作品は、編曲を松任谷正隆がやってる場合が結構ありますね。松田聖子の「赤いスイートピー」「瞳はダイヤモンド」あたりは夫婦コンビですね(ちなみに作詞は松本隆)。

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このページは、もりもりが2007年12月 5日 23:57に書いた記事です。

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