【628】営業と接待・賄賂の関係

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中国でこーじもいろいろと考えているようですが、ビジネスをする上で、特に接待というのは避けて通れないものです。あ、いや、そうは一概には言えないか。筆者も日本にいたときは接待なんてほとんどしなかったしな。お客さんと割り勘で飲みに行ったりはしましたが(^^;)。業界によって、その国の文化によって、担当者によって、あるいは会社が置かれている状況によっても(競合がどの程度あるかなど)状況は大きく左右されるかもしれません。

接待に関しての個人的な心構えとしては、まず自分が極力楽しめる会であること(笑)ですね。あとは「注文を取るための接待」ではなく、「仕事を取った後のお礼」「帰任に際しての送別会」といった事後の形で行うようにしています。まぁ、このくらいの関係になれば、一方的な接待ではなく、お客さんから「今日は割り勘で行きましょうよ」「前回ご馳走になったので、今日はうちが持ちますから」というように言ってもらえる場合もありますけどね。

ちなみにインドネシアでは、賄賂関係はいろいろとありますね(笑)。よくあるのはキャッシュバック。調達先の業者からキャッシュバックや商品券、あるいはサービス品(携帯電話とかiPodなんかが多いですね)を受け取るというもの。営業担当者によっては、お客さんにそういうった物を持って行きたがる者もいます。賄賂とはちょっと違うかもしれませんが、こっちの人はこういうのが大好きなんですよね(爆)。もちろん弊社では販売先に対してこういったキャッシュバックをすることは基本的に禁止してます。逆に調達先からキャッシュバックを得た場合には、会社として管理するか、あるいはそのまま販売先のお客さん(現地人担当者ではなく必ず日本人担当者)にお渡しすることにしています。

ただし、日系企業でも、やっぱりゼロでは回らない部分があります。特に通関と入管は賄賂の温床とも言われていて、正規ルートだと日数も手間もかかりすぎてしまうので、間に入るエージェントに多めに支払って、穏便に済ませるというパターンがあると思います。フォーワーダーさんなんかは結構タフなネゴをされてるのではないかと推測しますが。

ちなみに日系のお役所関連の方々はさすがに厳しくて、一緒に食事をして、こちらが出そうとしても必ず「いや、ここは割り勘でお願いします」となりますね。

まぁ東南アジアの実態として、他にもいろいろとありますが、ここに書くと具合が悪いこともありますので(超爆)、興味のある人は個人的に筆者までお問い合わせを・・・。

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このページは、もりもりが2009年9月 8日 20:14に書いた記事です。

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