ずいぶん昔の話になってしまいますが(ずいぶん昔の話だから書けるのかもしれませんが ^^;)、私がしばらくの間、いや、しばらくというよりは少々長めの期間、お付き合いしていた女性がいました。彼女はきれいな女性でした。ただ、彼女は性格的に控えめというか、とても謙虚なところがあって、周囲から「可愛い」とか「きれい」と言われることを、あまり欲していないような雰囲気がありました。必要以上にファッションや化粧にも気を配らない感じで、そういった飾らないところも、また、私が彼女を好きな理由の一つでした。
彼女が私に話してくれたいろんな話題の中で、今でも心に残っているものの一つとして、こんな言葉がありました。
「可愛いって言われるより、変わってるねって言われた方が嬉しい」
確かに彼女は「変わってる女の子」でもありました(爆)。でも普通は人に対して「変わってるね」とはなかなか言いにくいですよね(笑)。まぁそれはおいといて・・・、この発言、聞こえ方によっては「なんて嫌みな女だ!」ってことになるのかもしれません。しかし私にとっては素直に納得、納得、という一言でした。なぜならば、私自身も全く同じことを思っていたからです。
「かっこいいって言われるより、変わってるねって言われた方が嬉しい」
幸いなことに、筆者はよく「変わってるね」と言われます(こことか、こことか、参照ください -_-;)。ちなみに「かっこいい」なんて言われたことは、ほとんどありません(苦笑)。それが私と、前出の女性との大きな違いですが・・・。
前置きが長くなりましたが(超爆)、先日ある友人(と呼ぶには申し訳ないくらい大先輩)から「飄々という言葉は彼のためにあるかのよう」というお言葉を頂きました。頭の中でなぜか高田渡(爆)が思い浮かんだりもしましたが。「生活の柄」の歌詞とダブったからかな。岡林信康の「流れ者」もそうかもしれませんね。ともかくこのヒョウヒョウという単語の響きがとても心地よく、嬉しくて。手元の辞書には、このようにあります。
> 飄々(明鏡国語辞典より)
> 1. 風の吹くさま。また、その音を表す語。
> 2. 性格・態度などが世間ばなれしていて、とらえどころがないさま。「─とした人柄」
いいじゃないですか。音の響きから感じ取ったまま、その通りじゃないですか!筆者のことをそう思ってくれている人がいてくれたのだとしたら、とても光栄なことです。ありがたいことです。
飄々系・・・とは僕もよく言われるなあ。
でも、それって
同時に「無頼」っていうニュアンスがあるから
素直に喜ぶのは・・・難しいです。僕の場合。
もりもりは飄々としてるけど、
けっこう保守的な部分もある(ような気がする)からね、
そこらへん、バランスがいいのかもね。
なんとなくわかりますね。自分はよく変わってるといわれますが、普通って呼ばれるよりは変わってると呼ばれるほうがいいですかね。
なんか自分の存在を回りに認識してもらいやすいのかな・・・。
そんなすばらしい女性とお付き合いしていたもりもりがうらやましいです(笑)
最近はふつーの人を目指してます(爆)
>げんごろさん
うん、根本は田舎の百姓の息子だからね。フラフラしてはいますが、遊牧民でもなく、狩猟民でもない、定住農耕民だと自分でも思っています。定住地があってこそ、フラフラできるのかな。
>ジーニョさん
自分を認識してもらっている、というだけで嬉しいんですよね。ジーニョさんも案外寂しがり屋なんじゃない?ちなみに筆者は自他共に認める寂しがり屋です。
>こーじさん
ふつーを目指してる人が、あーんなことしたり、こーんなことしたりしますかね?(苦笑)